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革靴•ブーツのお手入れ•修理のブログ

革靴の手入れ、ブーツのお手入れや革靴の修理、シューケアなどのことを某靴修理職人がつらつらと書いていきます。

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RED WING シューメーカー

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RED WING シューメーカー



redwing - RW 8875 赤茶 モック トゥ 27.5

レッドウイングシューカンパニーは1905年に、

アメリカのレッドウイングシティで生まれました。

数々の名作を作り上げたレッドウイングですが

とりわけ有名なのは52年に誕生した「#877」通称アイリッシュセッターです。

赤みの強いオレンジカラーのアッパーが猟犬を彷彿とさせることからその名がつけられました。

元々は、アメリカの作業用ブーツいわば日本で言う安全靴であるがその洗練されたルックス、

機能性から日本ではファッションアイテムとして70年代、90年代に大ブームを引き起こしました。

そのファッションアイテムとしての概念が

本国アメリカやヨーロッパなどで逆輸入的に広がり

いまやレッドウイングのワークブーツはアメカジファッションの定番のアイテムとなっています。

元々、創業者のチャールズベックマンは、鉄道員や農作業者のための

品質のいいブーツを作るという野心を持っていたといいます。

その操業哲学は今でもレッドウイングシューカンパニーにはいきづいています。


レッドウイングの製造工場には未だに80年代のミシンを使い続けているそうで

熟練の技術者が作業にあたっています。

そのほか、アッパーに使うは自社タンナーで製造した革を使い品質を保っています。


セッターなどの底についているクレープソールとよばれるソールは

履き心地と摩耗耐性にすぐれ、

かつソール交換が容易にできるようになっています。

ワークブーツカスタムでレッドウイングがよく使われるのはそういう理由もあります。

頑丈なのに、修理しやすいということです。

こういう所からも、ワーカーの為のブーツという考え方がよく表れています。



REDWING(レッドウィング) BECKMAN ROUND BOOTS(ベックマン ラウンドブーツ) 9016 シガー シガー 26.0cm

ちなみに、レッドウイングの中でも一番高品質な革(フェザーストーンレザー)で作られる

ベックマンと名付けられたブーツは、

いわずもがな創業者のチャールズベックマンからとられています。

このベックマンは、他のモデルと少し雰囲気がちがい

ソールがレザーとハーフラバーのソールを組み合わせたレザー&ラグソールという仕様になっており

ソールも薄くクラシックで優雅な雰囲気をしています。

これは、まだワークブーツとドレスブーツが明確に分かれていなかった時代を彷彿とさせます。

きっと、昔のアメリカ人はスーツにベックマンモデルのような

ブーツをコーディネートしていたんでしょうね。

RED WINGの手入れ方法はこちら

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