忍者ブログ

革靴•ブーツのお手入れ•修理のブログ

革靴の手入れ、ブーツのお手入れや革靴の修理、シューケアなどのことを某靴修理職人がつらつらと書いていきます。

PR ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin  

イギリス靴、フランス靴、イタリア靴、アメリカ靴、それぞれの特徴

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

 

イギリス靴、フランス靴、イタリア靴、アメリカ靴、それぞれの特徴

よく靴好きの人たちが、この靴はアメリカっぽいとかイギリスっぽいとか言いますが

紳士の革靴は、イギリスの靴をベースにしながらも各々の国で独自に進化を遂げてきました。

だいたい、大きく分けて四つの傾向に分かれます。

イギリス靴、フランス靴、イタリア靴、アメリカ靴の四つです。

この四つの特徴をご紹介します。


・イギリス靴

イギリスのもの作りは、質実剛健とよく言いますが

やはりイギリスのどのブランドも歴史が長く、伝統を大事にしているデザインが多いです。

グッドイヤー製法で基本に忠実に作られているため頑強で耐久性に優れています。

その多くは、イギリスのノーザンプトンにあるグッドイヤー製法に特化した工場で生産され

品質が非常に安定しています。

少し、色気が無い感じもしますが、間違いない革靴が欲しいならイギリス靴です。

トリッカーズ、ジョンロブ、エドワードグリーンなど

・イタリア靴

とにかく、トレンドをうまく取り入れ色気のあるデザインが特徴です。

ノーズは眺めでウエストもきゅっと締まったフォルムの靴が多いです。

頑丈で長く使える靴というよりも、

見た目が一番というイタリアのお国柄が現れているような気がします。

それは、耐久性には欠けるが軽快で

ソールのかえりがよいマッケイ製法やブラックラピド製法を多用する所からも見て取れます。

染色や仕上げにも凝った靴が多く、

とにかくかっこいいグラマラスな靴が欲しい方はイタリア靴です。

シルバノラッタンジ、フェラガモ、プレミアータなど

・フランス靴

イギリスとイタリアのいい所を併せ持った洗練されたデザインが魅力です。

イギリスの靴製法が根付いており古典的な手法を得意とする一方で

芸術性のある表現にも長けています。

とにかく、靴単体で見た際もきれいな彫刻を見ているような気分にさせる靴が多いです。

色気は欲しいが、あまりコテコテしたくない方におすすめです。

ベルルッティ、コルテなど


・アメリカ靴

デザインよりも履き心地や頑丈さを重視した靴が多いです。

グッドイヤー製法の発祥の国なので

生産も、機械を多用して合理的な靴作りをしている印象があります。

洗練されたデザインとは言いがたいですが、ぽってりとしたフォルムは味があり

ドレスシューズと言えどカジュアルにも落とし込みやすいデザインです。

また、頑丈さや履き心地では群を抜いているので

とにかく、がんがん履きたい人はアメリカ靴でしょう。

オールデン、コールハーン、アルフレッドサージェントなど


一概にはいえませんが、靴のデザインにもお国柄というのが出ますね。

まだ、歴史は短いですが日本の靴作りも

優秀な職人さんが増えてきて最近、注目されてきています。

後何年かすれば日本の靴もひとつのジャンルを確立するかもしれませんね。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin

コメント

PR

PR

アクセス

プロフィール

HN:
とある靴修理職人
性別:
非公開