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革靴•ブーツのお手入れ•修理のブログ

革靴の手入れ、ブーツのお手入れや革靴の修理、シューケアなどのことを某靴修理職人がつらつらと書いていきます。

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靴に生えたカビをとる方法

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靴に生えたカビをとる方法

靴箱に革靴を入れていてカビを生やした経験ありますか?

革靴は、ある条件が重なるとカビが生えてきてしまいます。


酸素(生物に必ず必要なもの)

温度(20℃〜30℃が一番カビが生えやすいです)

湿度(湿度が高いとカビが生えやすいです)

栄養(靴についた汚れやほこりです)


つまり、靴箱のような密閉した空間はカビが生えやすい空間なのです。

雨にぬれてケアせずに放置したり、よごれを落とさずに靴箱に入れたりするとカビが生えます。

このように、カビが生えた際はぬれた雑巾で拭いたり水で洗ったりしがちですが

この方法は、上記の4つの条件のひとつ湿度を補給してしまうことになるので

一度とれたとしてもまたカビが生えてくる可能性があります。

カビが生えた際は、時間をかけてケアして再発を防ぐ必要があります。


1、)まず、革靴のカビ取りスプレーをコットンパフにとり
   表面のカビを除去していきます。
   エタノールを主成分とするような消臭除菌スプレーや除菌シートでも代用可能です。
   エタノールは揮発性ですので、湿度と汚れを取っていきます。

2、)すこし時間を空けて、新しいコットンパフにカビ取りスプレーをつけ
   もう一度、全体を拭き取っていきます。
   
3、)乾燥して風通しのいい屋外で日干しで乾燥させていきます。
   太陽の紫外線を使い殺菌していきます。
   これは、3日〜1週間ほど続けてください。完全に殺菌しましょう。

4、)完全にカビの菌を殺菌したら水洗いをして死んだカビ菌を洗い流します。
   革靴の水洗いの方法はこちらの記事
   *水洗い後の陰干しを日干しに変えて、だめ押しの殺菌をしてください。


注意、)エタノールの特性上、若干色落ちする場合があります。
    色の薄い革などは気をつけてください。
    カビの種類によっては、とれないものもあります。



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何よりも大事なのは、カビを生やさないことです。

カビをはやさないようにするには、普段から少し気をつければ防ぐことができます。

・同じ靴を2日続けて履かない。

・よごれやほこりをとる。

・靴の湿気がしっかり抜けてからしまう。

・長期間はかない場合は、しっかり汚れを落としてからしまう。

個人的には、靴箱は密閉性のものではなくラック式のものを使われるといいと思います。

これから、夏に向けてブーツなどを保管する際はお気をつけ下さい。



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