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革靴•ブーツのお手入れ•修理のブログ

革靴の手入れ、ブーツのお手入れや革靴の修理、シューケアなどのことを某靴修理職人がつらつらと書いていきます。

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革靴についた傷を自分で直す方法

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革靴についた傷を自分で直す方法

靴は、履いていればおのずと傷が入ってしまうものです。

革靴の傷を完全に直すということは不可能です。

しかしながら、牛の表革を使った黒や茶などの濃いめの色の靴であれば

ある程度目立たなくすることは可能です。


まず、軽い擦り傷やすれなんかは

普通の色付きの靴クリームを塗り、磨き込めばだいたいは目立たなくなります。


問題は、深く入ってしまった傷やめくれの対処法です。

一番いいのは、傷補修に対応している靴修理屋で依頼するのが一番ですが、

自分で直す方法もあります。


銀面のついた革で有効な補修方法です。

下処理をしっかりすれば、自分でもきれいに仕上げることができます。


1、靴用の接着剤で、銀面部分(革の一番上の層の部分)をきれいに貼付けます。
  このときのポイントとしては、接着剤は接着面の両方に薄く塗ることです。
  (普通の瞬間接着剤はつかってはいけません)
  
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2、傷とその周辺を、段差がないようにヤスリで削ります。
  ヤスリは、細かい番号のものを使いましょう。
  400番→600番→ 1000番→ 1500番の順で、軽くなでるようにやるのがこつです。

3、ここで、補習用のクリームを塗ります。色を、しっかり合わせてください。
  綿棒や指を使うとうまくいきやすいです。薄くなじませるような感じでやります。
 
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4、補修クリームが、乾いたら同じ色の乳化性クリームで仕上げをして完成です。


この方法は、銀付きの牛革に有効な方法です。
顔料仕上げの革や、ガラスレザー、パテントレザーには使えません。
また、履き皺が劣化して入ってしまったひび割れなど革が動く部分の補修には向いてません。
あくまでの、つま先やヒールカップ部分の傷補修に有効です。


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