靴によって履きやすい履きにくいというのがあると思いますが
靴は、いろいろな要因が重なって履きやすくなったり履きづらくなったりします。
例えば、ソールの固さ、サイズ、アッパーの素材などが要因ですが
上記の事以上に、靴の履き心地を左右する要因があります。
それは、インソール(中底)でございます。
中底とは、靴の中に入っているいわば靴の中心部で
この中底の素材で履き心地が大きく変わります。
たとえば、中底が本革素材であった場合、吸汗性が優れているのでむれにくいです。
しかし、本革の中底は履きなれるまで履き心地はいいとはいえません。
反対に、スニーカーなどは中底がクッションになっているので履き心地は
履き始めから快適ですよね?
オールデンというブランドの靴が
履き始めから履き心地がいいと、よく言われていますが
オールデンは、本革の中底のカカト部分にクッション性のあるスボンジが入っています。
もちろん、モディファイドラストのような木型の特性もありますが
履き心地のいい一番の要因は、このカカト部分のクッションなのです。
作りはたいした事の無い某高級ブランドなんかも
よく履き心地がいいと絶賛されますが、からくりはインソールに敷いたクッションです。
このクッションは、靴修理屋さんでも扱っている所があるので
どうしても履き心地が悪いとお悩みの方は相談してみるといいでしょう。