革靴は、水に弱いと思われがちですがそれは間違いです。
革自体は、製造する過程で大量の水を使いますのでぬれてしまっても何も問題はありません。
なぜ、革靴は水に弱いといわれているのかというと
それは、革ではなく中に使われている芯材や染料の色落ちなどが
水にぬれると問題がある場合があるからです。
ですので、芯材もちゃんと革を使っている革靴ならば丸洗いもできます。
雨などにぬれた際に、アッパーの表面に白い塩の結晶みたいなものが浮いてきたことはありませんか?
クリーナーで拭き取っても少ししたらまた浮いてくる。
そんな、クリーナーでもなかなかとれない汚れの場合、思い切って水洗いしてみましょう。
今回は、ツヤ革の洗い方を紹介します。
スエードなどはまた洗い方が違います。
重要なアイテムは、サドルソープという靴用の石けんです。
これには、洗浄成分の他に乳化性クリームと同等の栄養成分が入っています。
M.MOWBRAYエムモウブレイサドルソープの購入はこちら1、)靴用のクリーナーであらかじめある程度の汚れは取っておく。
2、)かたくしぼった雑巾で、全体を均等に湿らせる。
3、)サドルソープを、スポンジで泡立てて泡を使って靴を洗っていきます。
車の洗車をするように、円を描くように洗いましょう。
アウトソールや、内側も洗ってしまっていいです。
4、)水で洗い流さず乾いたタオルやキッチンタオルなどで汚れを拭き取りましょう。
サドルソープには、栄養分が含まれているので少しのこる位でもいいです。
5、)シューキーパーを入れて、屋外の風通しの良い場所で陰干しします。
6、)完全に乾いたら通常の乳化性クリームで保湿して磨く。
この、サドルソープでは洗えない靴もあります。それが以下のものです。
アニリン染めの革(水性染料なので水ジミができやすい)
パテントレザー(表面が曇る恐れがあります。
キャンパス地やスエード革を使っているコンビシューズ(色移りの危険があります)
コードバン(ツヤがなくなることがあります)
エキゾチックレザー(水性染料を使っているものが多いので色落ちしやすいです)
次回は、スエード革の洗い方をご紹介します。