昔、修理の仕事を始めた時に
勉強にもなるからと靴作りに挑戦していたことがありました。
製靴のマニュアル本ってあんまりなかったので
材料屋さんに通って材料を調達したり
製靴の職人さんに教えてもらったり
情報を集めながら少しずつ勉強して一足作りました。
出来上がった靴は、人様に見せれるようなものではなかったけれども
すごくうれしかったのを覚えています。
その後、修理の仕事の合間を見ながら何足か作ってみたり
バッグ製作なんかもやってみたりしたのですが
その時に痛感したのが、
革の靴やバッグの良さみたいなところを決定づけるのは
実はデザインよりも革の質感なんじゃないかということです。
自分が好きだったブランドのデザインを模倣して作ってみたのですが
全然雰囲気が出ない。
それで、実物をお店などに見に行くと使っている革が全然違うんですね。
ブランドの強みはいい革を使うことができるということなんだなと思いました。
それで、いろいろ革を調べていて自分が欲しかった革があったのですが
やっぱり日本から個人で買うには現実的ではなく
それだけの労力を使うなら結局ブランドのものを買ったほうがいいやとなりました。
自分が欲しかった革というのが、イタリアのタンナーGUIDI社の
タンニンレザーだったのですが
最近、いろいろなブランドがGUIDI社のレザーを使った商品を出しているみたいですね。
普通の革商品よりも割高みたいですが、この革は一度見ると惚れてしまいます。
ただ結構、この革を使っているブランドはモード系というか
少し色気があるような男性が好みそうなブランドが多いので
自分じゃ使えないなと思っていたのですが、
GANZOというブランドがGUIDIレザーで
使いやすそうなバッグを作っているみたいですね。
これはスーツでも普通に使えそうですね。
画像ではなかなかわかりにくいのですがGUIDIレザーの質感はすばらしいです。
結構な値段しますが、ちょっと買おうかなとおもっています。