こんな靴は買ってはいけない。
なんていっても、人の好みや考え方はいろいろあるので
余計なお世話なわけですが、、
修理屋をやってると、こんなお客さんが多いのです。
『これ、高かったのにすぐ壊れちゃったよ。そんなに、履いてないのに、、』
高価な靴なので長く履けると思っていても、実はそうじゃないこともあります。
有名なブランドの靴でも、ぶっちゃけなんでこんな高いのか
理解に苦しむ靴もめずらしくありません。
そこで、いい靴=永く履ける靴という定義のもと
こんな靴は、長持ちしないというのをあげていきましょう。
•セメント製法の靴安価な製法のひとつです。靴底を、接着剤のみでくっつけています。
婦人靴の薄い底などは接着はとれにくいのかもしれませんが、
厚い底などは時間が経つと必ず外れます。
特に、高級靴の部類に入る某ブランドBはこの手の靴が多く
底が外れて修理に持ってくる率ナンバーワンです。
セメント製法の靴は永く履けないということを覚えておきましょう。
•うちばりが合皮でできている。靴のうちばりは、一番足に触れる部分です。
この部分は本来、頑丈で摩耗耐性のある革でなくてはいけないはずですが
コストダウンの為、合皮にしてあるのです。
合皮も、時間が経つと経年劣化がおこり長持ちはしません。
•中底が紙でできている。これは、インソールをめくってみないとわからないのですが
本来、革で作るはずのインソールが紙だと汗などでぼろぼろになってきます。
昔、数十万する超高級ブランドの靴をばらした際に、
中底が紙だったのでがっくりきたことがあります。
安価な靴は、長持ちしないのは当たり前ですが
上記の3つは、いわゆる有名ブランドや高級ブランドの靴でも多い例です。
これらの靴は、シーズンものと割り切って買う分にはいいですが
間違っても、高級ブランドだから長持ちするだろうと思いきって買ってみても
泣きを見ることになります。
私が思うに、お仕事用でガンガン履く方におすすめなのは
なんだかんだいってもREGALがおすすめです。
デザイン的にも無難なものが揃いますし
コスパは、他ブランドよりも群を抜いていいです。
本格的な作りの物が3万円台で手に入ります。
REGALの1〜2万台の靴も、作りは最低限ですが
とにかく、履きやすく壊れにくいように考えて作ってあるように思います。
接着などもがっちりついていて、修理屋泣かせな面もありますが
REGALからは、ある種のプライドが伝わってくるような気がします。
REGAL リーガル 2504 NA プレーントゥ・ビジネスシューズ ブラウン 26.0cm