靴磨きの仕上げ方法にグラサージュ(鏡面仕上げ)というのがあります。
つま先やヒールカップ部分に何度もワックスを塗りこみ
鏡のようにピカピカにする仕上げです。
本来はグラサージュはワックスと水を使い何度も何度も薄く塗りこんで
表面にツヤツヤの膜をはるような感じなのですが
たまに時間短縮のために液体クリームで下地を作って
最後だけワックスで仕上げるという方法をやってる靴修理屋さんがいます
正直グラサージュ自体、革にはあまり良くないのに
ましてや液体クリームで膜をはるような方法なんてしたら確実に革を痛めます。
実際、グラサージュってそんなにいいものかなと思います。
良い革を使っている革であれば簡単な磨きで十分ツヤがでますし
そっちの方がナチュラルで良いようなきがするんですが、、
まあ、自分もグラサージュを覚えた頃は、ばかみたいにやっていました。
ある時、グラサージュのやり過ぎでひび割れを起こしてる靴を見てから
考えが変わりました(笑)
グラサージュは革に悪いので、どうしてもやりたい場合は
定期的に前回のワックスをしっかり汚れ落としで落としてから
毎回行うのをおすすめいたします。