紳士靴のデザインの流行は、婦人靴に比べて移り変わりは遅いと言われています。
しかし、数年前の高級靴を紹介する雑誌なんかをめくれば
緩やかですが確実に流行は移り変わっています。
例えば、十年くらい前はポインテットトゥという靴の先がとがったデザイン。
いわゆるトンガリ靴をみんな当たり前のように履いていました。
ポインテッドトゥの靴と言えばイタリア靴に多いデザインで
そこから、トラッドなイギリス靴〜アメリカ靴と最近までの流れだと思います。
最近は、そのトラッドの流れでフランス靴がくるような気がしています。
フランス靴の特徴としては、伝統と流行がうまい具合にマッチしているのが特徴で
美術的な感性と伝統的な製法やディティールをうまく取り入れた上品なデザインが多いです。
イタリア靴よりもギラギラせず、イギリス靴よりも堅すぎない品のある靴という印象です。
特に、注目しているのが
JM・ウェストンとBowen(ボウエン)。
ウエストンは、言わずとしれたフランスの老舗シューズブランドですが
ボウエンは日本には、今まで未上陸でしたが最近ちょこちょこ上陸しだしたブランドです。
フランスのブランドですが、生産はイギリスメイドで品質は信頼できます。
そこに、フランスらしいエスプリの利いたデザインで
最近、私が特に注目しているブランドです。
ぜひ、みなさんも注目してみてください。